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バリスタって元々どういう意味?イタリアンバールの美しさ


FELICE 幸谷です。

バリスタって今ではほとんどの人が知っている言葉だと思いますが、コーヒーを淹れる専門家でしょうか。それについて解説していきます。


元々語源はイタリア語で、立ち飲みカフェが文化として立ち並ぶイタリアではそういうお店をbarと言います。バーではなくバールです。スペインではバルとかいいますよね。イタリア語でistaが〜する人で、造語ですが、バールで働く人が直訳になりますでしょうか。

まず、バールですが、日本のバーとはイメージが異なりどちらかというとカフェに近いものかと思います。朝から始まり夜まで営業しているお店がほとんどです。バーカウンターがあり、そこで立ち飲みスタイルでカフェを飲む文化がイタリア全土に渡って広まっています。カフェだけでなく、食事やデザート、夜はアルコールも飲めます。そんなバールをイタリア人は愛し、日に4〜5回もいく人がいるようです。エスプレッソさくって飲み、1分ほどの滞在時間で帰っていく。

日本ではあまり考えられませんよね。そのバールの司令塔、バーカウンター内でドリンクを作りながら他のスタッフを動かしお店をまわしていくポジションです。ではそこからなぜコーヒーの専門家という意味になっていったのか。バールには必ずエスプレッソマシンが置いています。多くの人たちが回転率の高いお店でコーヒーを何十杯何百杯だすにはエスプレッソマシンが必須だからです。エスプレッソだと30秒くらいで2杯提供できます。日本のようにドリップで3分かかっていてはさばけないのです。

文化の違いですが、作る量からイタリアのバリスタはエスプレッソのスペシャリストといえるでしょう。そこから日本には少し違った解釈で、コーヒーの専門家がバリスタというイメージが広まっていきました。コーヒー関係者は、エスプレッソマシンの専門家がバリスタと認識はしてますが、一般消費者はそこまでの狭い意味あいで使っていないでしょう。


なので、バリスタというものは当初コーヒー専門家からスタートしたものでなく、現在でもコーヒーの中でもエスプレッソを専門とする人ということになります。

雑学としてもこんな話をすると通っぽく思われるかもしれませんね!


FELICE
https://www.barista-felice.com

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